2008年8月25日 (月)

私の好きな場所 ~赤瀬編~

気まぐれ日記をご覧の皆様
こんにちは。
寺町店の赤瀬です。

私の好きな場所・・・考えれば考えるほど沢山出てきてキリが無いのですが、
最近、グッときた場所(風景)に出会ったので、それをご紹介します。
先日、友人と車に乗って高速道路を走っていた時の事です。
長時間の運転にもそろそろ疲れはじめ、次のサービスエリアで休憩でもしようかと
相談していた、その時!!!
目の前に得体の知れない巨大な何かが現れたかと思うと、そのまま私達を乗せた車を
ものすごいスピードで2つの穴に吸い込んでいきます・・・
気がつくと辺りは真っ暗・・・気やすめ程度にオレンジ色の光がポツポツとあるだけ・・・
一体どうなってしまったのでしょうか!?

 そうなのです、山を貫通させた高速道路の上り下りのトンネルがまるで、
山の鼻の穴のようではありませんか!
下の写真に目を付けて想像してみてください。迫力満点です。
山々の深呼吸ときたら・・・さすがです。ものすごい勢いで吸い上げられます。
間違って人間の鼻の穴に入り込んでしまった

小さな虫もきっとこんな気分なんでしょうね!

 あたりまえの風景としてなじんでしまっているものでも、少し見方を変えると
あっ!と驚くおもしろいものがたくさん潜んでいます。

 衣に御来店されるお客様の中で、車に乗ってこられる方も少なくありません。
単調な高速道路に飽きたと思ったら、気分転換もかねてPhoto
是非、山々の鼻の穴を探してみてくださいね!

写真:壮大な緑の景色の中、二つあいたトンネルの穴。

    確かに鼻の穴に見えますね・・・。

    「山々の深呼吸。」 いい響きです。

    (スタッフ着用『鶴鷹ロングTシャツ【黒】』)

  2_2

2008年7月21日 (月)

私の好きな場所 ~山田編~

気まぐれ日記をご覧のみなさま
こんにちは。
衣寺町店の山田です。

私の好きな場所・・・それは、仲間うちでは家と呼び、
旅行で来ていた時も必ず一番多くの時間を過ごした「嵐山」です。
電車で京都へ着くと一日100円のレンタサイクルで走り回り、
日が暮れ始めるとカップラーメンを2つ買い、
渡月橋のすぐ脇にある桂川に囲まれた公園へと移動します。
公園へ入る際には、ただいま!と山へ向かって挨拶をするのが定番でした。
 そこには余計な物が無く、ただただ桂川を流れる水の音だけがあって、
目に映るのは、綺麗な緑の山々と山あいへと吸い込まれていく桂川の眺めだけです。
公園の石畳に寝そべると、皆、思い思いにボーッとし、
たまに話をし始めると、バカ話から普段は恥ずかしくて
口にできないような事まで話続け、川を流れる水のように、
時間もすごく自然に流れていきました。
 この場所では夏は鵜飼い、秋は鮮やかな紅葉を見せてくれます。
定番スポットではありますが、皆さんも是非言ってみてください。
一人で思案に耽るもよし、仲間とお酒を飲んで語らうも良し、
きっと気持ちの良い“自然な”時間を過ごして頂けると思います。Photo

写真:嵐山の壮大な景色を背景に。

    水辺に映る夕日の美しいこと、

    「ただいま。」を言いたくなる気持ちも分かります。

    気持ちのよさそうな風も吹いていそうですね。

    (スタッフ着用『流水錦鯉アロハ【黒】』)

2008年6月 9日 (月)

私の好きな場所 ~大山編~

気まぐれ日記をご覧の皆様
こんにちは。
寺町店の大山です。

僕は 高校卒業後、はるばる鹿児島から憧れの「京都」に
上洛してきました。

 そして・・・早12年の月日が流れました。
今回のテーマが、『好きな場所』という事で、
色々と京都で思い当たる場所を考えていたのですが・・・
全部が同じくらい好きで、思いつかず、
最終的にピン!と来るのは・・・
「ヤッパイ カゴシマジャッド!」(やっぱり鹿児島だよ!)です。
故郷が嫌いな人はいませんよね。

・・僕にとって、故郷鹿児島は、18年間お世話になった大切な場所で、
“目に見える物”や“におい”“聞こえる音”全てが宝物なのです。
きっと、皆様も自分の故郷が一番のはずです!

 最近、あれこれ思い出すと・・・「懐かしいなぁ」と、
少し寂しさに駆られます。
実は、あと6年経つと 大好きな場所で暮らした時間を超えてしまいます。
でも、この先何十年経とうと、故郷への想いは変わることはないと誓えます。
   “鹿児島県、南さつま市坊津町サイコーーー!!”

2 Photo 写真:望郷の景色と、大山店長。

     懐かしさを胸に、今日も皆様を

     笑顔でお迎え致します!

     (スタッフ着用『桜鯰アロハ【インディゴ】』)

2008年2月 8日 (金)

『衣椿』

日本の冬を彩り春の訪れを告げる花・・・椿。
鮮やかに咲き誇った後、花びらではなく花のまま落ちる姿は
潔くも・・・儚く・・・。そこには凛とした美しさがあります。 
その椿がこの度職人たちの手によってこの世に二つとない彩りの
“衣椿”へと姿を変えました。

衣の定番インディゴTシャツには抜染と手振り刺繍を施し、
長袖シャツ、ロンTには二人の手描き作家が
友禅、水墨画とその生きた筆でそれぞれの世界を描き出しています。

来たる2月9日(土)よりPhoto
東は代官山店、西は寺町店にて限定販売致します。
“衣椿”と共に春の新商品も続々登場致しております。
是非、今年一番の“春”を探しに足を運んでみて下さい。

    写真:【左】枝垂れ椿半袖T・・・¥8,295(税込)
        【中】手描き 舞椿と鶴長袖シャツ・・・¥27,090(税込)
        【右】手描き 濡椿ロンT・・・¥12,390(税込)

各店オリジナルのバレンタインラッピングも承っております。
プレゼントにも是非。Photo_2 Photo_3

(左が代官山店オリジナル、右が寺町店オリジナルの

 バレンタインラッピングです。)

2008年2月 4日 (月)

はじめての衣 ~山田編~

はじめての衣、

僕は大切な人へプレゼントをしました。
それがそのまま衣の始まりとなったわけですが・・・。
何度かお店へ入った事はあっても、
当時『洋服と言えば古着でしょ』と思っていた僕にとっては手が出せず、
桜の柄の長袖シャツを見て『これいいなぁ』と桜にみとれて、
裏地に総柄の入ったジャケットを見て
『こんなの着て帰ったら親兄弟もひっくりかえるだろうなぁ』
と憧れを持ち続けたものの、なかなか買えずにいました。
 そのうちに、大切な人の誕生日が近付いてきました。
よし、衣を着てもらおう!とお金を持って衣に行きました。
プレゼントと思うと財布の紐も緩み、
お金もあるので強気になってとにかくあれこれと
見たいものを拡げていったのを憶えています。
 そのなかの一枚が、この『夜鶴と銀世界』でした。
雪が降るブラックインディゴの夜空を見上げる鶴はとても美しく、
自分も欲しいと思いつつ満足して買って帰りました。
 後に、プレゼントした人が着てるのを見て、
自分のも欲しいと買いにいき、
偶然にもスタッフ募集を発見して、衣でお世話になることとなりました。
今や、新作が出ると、好きなアーティストの新曲が出るのと同じように興奮し、
堂々と衣を着ています。

 今思えば、衣は後に妻となったプレゼントの相手と僕を繋ぎ、
その妻が衣と僕とを繋いでくれたように思います。
 プレゼントで買われるお客様を見ると、
この一枚も人と人を繋いでいくのだろうか?とプレゼント包装をする時も背筋が伸びる思いです。Photo

2007年12月24日 (月)

はじめての衣 ~大山編~

学生の頃の僕のお話しです。
全くお金のなかった僕は
何の様もなく京都の街をプラプラと、
そして、いつも衣(寺町店)の前で立ち止まり、
「欲しいなぁ・・」と外からただ眺めるだけ・・
街で衣の服を着ている人を目で追いかけては、
・・・ハァ・・・と ため息をついていました。Photo_2

 そんなある日、毎日毎日欲しい欲しい欲しい・・と
ブツブツ呪文の様に唱えている僕を見かねた彼女が、
衣の服をプレゼントしてくれたのです!!
今でも覚えているのですが、電車の中で大声をあげて
喜んだのを思い出します。
プレゼントの中は、女の人の背中に象の入墨が入った
水墨画タッチのロンTでした。
(昔から来て下さっている方はご存知かもしれません・・。)

 感動でした。
そして、衣で働きたい!と思ったのもその時で、
何か強い“縁”を感じたのです。
僕と衣を繋げてくれたそのロンTは、今でも大事に着ています。
  そして、その洋服をプレゼントしてくれた彼女と・・
・・・もうじき結婚します!!

2007年11月 5日 (月)

~謎~ 寺町編

皆様こんにちは。
衣寺町店です。
今回は、衣の柄に数多く出演する“鯰”の謎について

触れてみたいと思います。
鯰が暴れると地震が起こる・・??
皆様も一度は耳にした事があると思います。
では・・・・なぜ?!

 時は1855年 江戸時代。
安政江戸地震という大きな地震が関東地方を襲いました。
たくさんの家屋が倒壊し、街は混沌に溢れたそうです。
迷い、傷つき、生活を奪われた民衆は
やり場のない怒りをある物にぶつけました。
それが“鯰”でした。
実際、当時数多く描かれた『鯰絵』には、
巨大な鯰を寄ってたかって いじめる様な図が多かった様です。
 また、中には地震によって思わぬ好景気がやってきた大工と
鯰が盃を交わす・・・などという風刺絵もあるそうです。

 いっぽう、現代の学問において研究されたところでは、
鯰は電流を感じる器官が非常に発達していて、
地震が起きる前の微妙な電磁波に反応して暴れる・・
というのが定説だそうですが・・・

 いずれにせよ未だこの「謎」は「謎」のままです。
そして、当の鯰たちも、服の上では知らん顔。Photo
鯰に どんな力があろうとも、衣にとっての“鯰”は、
泥臭くて、愛嬌があって、時に滑稽な
愛すべき存在である事に変わりはないのですが・・。

2007年9月17日 (月)

繊細さ、鮮やかさ、

初めまして。
8月の14日から働いている、寺町店の須釜です。
そろそろ1ヶ月経ち、少しずつお店の雰囲気にも慣れてきて
楽しく働かせて頂いております。

 毎日、和柄の洋服に触れてみて気付いたこと、
それは、柄の持つ繊細さ、そして鮮やかさにすごく長けている事。
同じ総柄のTシャツでも、使う生地が少し異なるだけで
全体の雰囲気も全く別なものになってくるという、
その小さな存在感にも驚かされます。
 また、ビビッドな色合いというのは今も昔も変わらず愛され
前衛的な雰囲気を醸し出しています。
濃い重厚な色合いの中で主張する、
鮮やかな「赤」のような存在に憧れも感じます。

 学ぶことが数多くあり勉強になります。
服とは毎日身につけるものであり、
その毎日の相棒についてよく知ることができれば
自然と愛着も湧いてくると思うのです。
 これからも服とのいい付き合いができるように
頑張らせて頂きますので、よろしくお願い致します。
Photo

2007年8月13日 (月)

“名前について・・・。”

こんにちは。
寺町店の山田です。
私事で恐縮ですが、この10月、私達夫婦に初めての子供が生まれます。
  女の子です。
そこで、今 一番私の頭を悩ませているのが、子供の“名前”です。
まだ早いのでは??と思われるかもしれませんが、ペットも含めて
名付け親になるのが人生初体験の私にとっては一大事!で心配で
なりません。
そこで、名前について調べていくうちに、昔からその年々で流行りの名前が
あるという事を知りました。

 例えば、1920~40年代までは、『和子さん』という名前が最も多かったそうです。
“平和”“昭和”といったキーワードからきているそうですが、
人と人との「和」を大切に・・という意味もあるそうです。
誰からも好かれる子になりそうですよね。

 又、私の生まれた1970年代では、『陽子さん』が人気を博した様です。
太陽の様な明るさと、、“陽だまり”という言葉も連想される様な優しげな
イメージも持ち合わせています。
 そして・・、昨年2006年は、『陽菜(ひな)さん』という言葉が
最も多かったのだそうです。
太陽な光をいっぱいに浴びた、瑞々しい菜の花のイメージでしょうか?
爽やかな子に育ってくれそうです。
“ヒナちゃん”という呼び名も可愛らしく、親しまれそうです。

 どれもこれも良い名前ですが、オンリーワンである様に
そのどれとも違う名前にしたい気もしますし、困ったものです。
ベビー用品の方は、着々と買っているのですが・・・・。
娘さんをお持ちのお父さん・お母さん、名付ける際のアドバイスがあれば
是非教えて下さい。

 衣のデザインにも、一つ一つ名前があります。
 名前の裏に隠されたストーリーも数多くあります。
こちらは私がお伝えしますので、お近くにお越しの際には
是非お立ち寄り下さい。Photo
お待ちしております。

2007年7月 2日 (月)

寝れる音楽

こんにちは。
この度、寺町店の店長になりました大山と申します。
よろしくお願い致します。

最近、夜まで蒸し暑くなりましたね。
窓を開けても、風一つ吹かない・・・
でも、エアコンをつけるにはまだ早い様な・・・
そんな感じで、なかなか眠りにつけない方もおられると思います。
 僕はそんな時、必ず音楽を聞きます。
以前は、ジャズやおとなしめのロックを聞きながら
眠りについていたのですが・・・
最近手に入れた音楽が『ネイチャーサウンド』。
鳥のさえずりや、川のせせらぎ、風の音や虫の鳴き声などを
収録したCDです。
普通に何気なく聴く分にもリラックス出来ますし、
夜寝る時はかなり快適に眠りにつくことが出来ます。
 僕はたぶん10分かかりません・・・。

タワーレコードなどに行って頂いたら、
ヒーリング系などを置いてある場所に、
『ネイチャーサウンド』という名のコーナーもあります。
色々な種類があるんですよ。
是非、この蒸し暑い熱帯夜を『ネイチャーサウンド』で
快適に過ごしてみて下さい。

では、また。

Photo

2007年3月26日 (月)

「衣」薀蓄(うんちく)書~奥田編~

こんにちは。寺町店の奥田です。

皆様『招き猫』、ご存知ですよね?

前回の、名古屋パルコ・酒井君に引き続き

私も“縁起物”のお話をしたいと思います!

招き猫・・・あの、まん丸い手で福や富を呼ぶわけですが、

では、そもそもどうして、そんな風に言われるようになったのか、

皆さんご存知でしょうか?

江戸時代、ある貧乏なお寺に住んでおりました「タマ」

と言う名の猫が、この話の主人公になるのですが・・・・

タマは、その寺の主である和尚さんに大変可愛がられていたそうです。

そんなある日の事、立ち往生をしている時の藩主を

タマはお寺の前で見かけます。

外は降りしきる冷たい雨と風。

うろたえる人々の群れ。

そんな時、ふいにタマの手がゆっくりと上下に動きました。

そう、あの「おいでおいで」です!

その手に導かれるように、藩主達は古いお寺にぞろぞろと

入っていきます。雨宿りの間、手厚いもてなしを受けた

藩主達は、その御礼としてこの古いお寺を保護する事に決めたのだそうです。

その出来事をきっかけに、「おいで、おいで」のポーズが縁起物として言い伝えられ、

あの招き猫の置き物が作られたといわれています。

私は、この話を小さい頃に親から聞かされました。

しかし、「こんなただの猫が本当に福を呼ぶの?」と、

幼いながらによく疑いの目であの招き猫の置き物をながめていたものです。

最近になって、もっと詳しい事を知りたいと思い調べたのですが、

お話に出てくるお寺は、実際に豪徳寺と言う名で現在も東京の世田谷区にあるそうです。

招き猫のお寺として有名だそうですよ。

私は「本当だったんだぁ」と、今更ながらに信じてみよう思い、

ちょっとそのお寺に行ってみたくなりました。

私の家には現在「メイ」という猫が一匹住んでおりますが、

「お前も何か福を招いてくれんかなぁ」と私は、コタツで、

のほほんとあくびをするメイの姿を見ながら思うのでした。

2007年2月12日 (月)

「衣」薀蓄(うんちく)書~山田編~

こんにちは。

寺町店の山田です。

お店にいらしたお客様で、特に常連様から頂く言葉に、

「おもしろいね~!」というのがあります。

“きれい”とか“カッコイイ”と言われるより、何とも一言で

言い表せない「感動」が口をついてでる言葉であり、

楽しい・愉快だ・興味深い・心を惹かれる・滑稽(こっけい)だ・・と

こんな意味を持ちますが、一つに絞りきれないのでまとめて

「おもしろいね~!」・・・・個人的には衣の服に対する

最高のほめ言葉だと思っております。

 さて、「おもしろい」漢字で書くと「面白い」。

なぜだろう?と調べてみました。

「面(おも)」は、目の前が、「白い(しろい)」は明るくて

はっきりしたことを意味するそうで、目の前が明るくなった状態、

目の前にある景色の美しさを表す「面白し」という古語からきているそうです。

現在では、明るい感情を表す言葉としても広く使われていますが、

その言葉を紐解いていくと、目の前がパーっと明るくなった様に感じる“瞬間”

の事を表現していたのかも知れません。

息を飲むほどの景色を目にした時、追い求めていた謎が解けた時、

そして、心が晴々する程笑った時・・・きっとこんな瞬間でしょうか。

「言葉」の持つ意味を知ったとき、その言葉の持つ本当の「顔」も知れた

様な気がします。そして、同じ漢字が違う読み方をされた時、その言葉は

また違う顔を見せます。

「面白い(おもしろい)」が「真面目(まじめ)」や「面目ない(めんぼくない)」に

変わる様に・・・。

言葉の持つ“力”や“謎”はまだまだ図り切れません・・。

2006年12月25日 (月)

「衣」薀蓄(うんちく)書~藤原編~


私が初めて“着込んだ味”という物に心を動かされたのは、
骨董市で出会ったボロボロなのにつぎはぎをし、あて布をしてまで
洗いこまれた 今までに見た事のない藍色の野良着でした。
野良仕事に用いられていただろう、この着物は、まさしく
「ジャパニーズデニム」の姿でした。
以来“インディゴを着込む”という事の魅力にとりつかれてしまったのです。
着て、汚れて、洗いを繰り返す。当たり前の服の日常ですが、使用されている
糸の太い・細い、編みたての強弱、染めの工程。
全ての違いによって、まったく異なる表情を見せるインディゴの服。
普通に洗剤を入れてぐるぐる洗う、柔軟剤だけで洗う、裏返して洗ってみる、
そして、手洗い・・・など、実験の様な日々を過ごしてみた事もあります。
でも、何が正しく、良い事なのかではなく、その服と過ごした過程の記憶が嬉しく
心に残ります。
“着込む”という事は、時間を経る、という事。
初めに書いた「野良着」の様に、ほころびや穴も出てきます。
しかし、それも自分の描いたデザインの一部分として取り入れてあげる事が
自分の生み出すビンテージなのだと思います。
そして、そこに又手を加えてあげる事(つぎはぎ、あて布)で、本当の
意味での世界でたったひとつだけの自分の服が完成されるのではないでしょうか。
皆様も、ぜひ自分なりのリペアを楽しんでみて下さい。

2006年11月13日 (月)

「衣」旅行記~奥田編~

私は小さい頃から、親が旅行好きということもあり、実に様々なところへ旅行してきました。その中でも最も思い出に残っている場所での体験を一部ご紹介したいと思います。 

それは私が中学二年生の夏に家族と行った北海道での体験です。

北海道はとにかく広い!食べ物がおいしい!自然もいっぱい!

そんな北海道で、今でも一番印象に残っているのは、移動中の車の中から見た景色です。周りは、牧草地が辺り一面に広がり、あるのは小さな小屋や草を丸めた様な固まりがあるだけ。そんな景色に囲まれながら、どこまでも続く長い一本道をひたすら走っているのです。高い建物は全くないので、ぐるっと360度遥か遠くまで見渡せる その生まれて初めて見た景色に本当に言葉がでませんでした。また、その道の先は地平線の向こうに続いているので、「どこに繋がっているのだろう。まるで空に続いている様にも見えるなぁ、いったいその先に何が待っているんだろう」なんて事を考えながら、車の中からその雄大な景色を眺めていたのを覚えています。  そして、その道の先で、私達はある一匹のかわいいキタキツネと出会いました。

そのエピソードについては、また機会があればお話するとしまして、とにかく、私達にとってはその旅で見た景色、感じた気持ちひとつひとつが今でも私の大切な心の宝物となっています。

皆様はどんな心の宝物を持っていますか・・・・?  Img004_1

2006年10月 4日 (水)

「衣」旅行記~山田編~

旅。私が京都に住み処を移したのも始まりは旅でした。
高校生時分に地元の友達と中学生の時の修学旅行で見た中で唯一かつ鮮明に記憶に残っている嵐山を再び見に行こうと青春18きっぷというJRの一日乗車券を買い、日付けの変わった頃に地元の駅の改札をくぐり、朝まで鈍行のみを利用してゆっくりゆっくりと進む旅でした。
僕たちが取り留めもない話しに夢中になっている頃、車内には少しずつ方言が混ざり始め、僕たちは完全に浮いてしまう。
そこに住む人々にとっては土地の方言も車窓の景色も駅間で車掌さんの交代に30分以上停車するのも全てが日常。
しかし、僕たちにとっては全てが非日常で真新しく、現地での観光、周遊もさる事ながら日本各地のローカル線に乗って、車内外の風景を味わう事も大きな楽しみとなりました。
非日常であるという事を感じるということは、周りから見た僕たちの標準語も非日常として見られているのかと思うとそれがまた快感でもありました。

さて、現在私は電車に揺られること無く、自転車での通勤途中に平安神宮の前を通り、鴨川を走って、帰りは大文字山を目指して帰ります。当時、憧れていたその景色を、今通勤途中に目にし、すっかり日常となりかけていますが、ふと気づいて目を留めると思わぬ非日常の中に居ることに気づき、いまだにふわぁ~っと幸せな気分になる事があります。

2006年8月23日 (水)

「衣」旅行記~藤原編~

Epson001_1 ねぶた祭りを知っていますか?
青森県を訪れたことはありますか?
短い夏のひとときを躍動的に引き回されるねぶた。
設計画はなく、作者の構想にある武者の指先一本に至るまでを表現する針金に小屋の中に立ちこめる和紙のにおい、ろうのにおい、墨のにおい。
ひとつひとつが重なる毎に大きさを増す様な錯覚をも感じるねぶたの制作現場。この言い表わせない魅力にとりつかれ移り住んだ方との出会いで私はつい先日、青森のねぶたを見に行く旅に出ました。祭りの短い期間しか留めておけないねぶた。
光が灯ると魂が込められたかの様に目に飛び込む色彩にぐぐぐと迫りくる動き。全てにおいて圧倒されました。体の芯まで響く太鼓にお囃子。夏をのみ込む様な祭りの雰囲気も感動的ですが、描き込まれた墨の勢いに鮮やか、かつ古来の彩色。制作を支える人々、そしてそれを伝えてくださった方々。言葉にできないものを大きく感じました。
なぜだかまだ私の中のねぶたの光は消えていません。
皆さんもせっかく日本に生まれたからには一度はぜひ見てください!!

2006年6月 5日 (月)

寺町店の山田です。

はじめまして、私はこの度「衣寺町店」の一員となったばかりの新入り山田 P1020672_1でございます。
大学時代を過ごした京都への哀愁の想い、様々なチャレンジへの想いを胸に、東京より再び京都に舞い戻りこちら”衣”へ流れ着きました。
衣と言えば、流行の和柄を取り入れたお店と言うイメージは有りますが、一着ずつの服への愛情は半端なものではございません。
全て手作りと言う事もございますが、きわめつけは最終的にお店に渡って行く前に工房スタッフの方々は、娘を嫁に出すような気持ちで「幸せになれよ」と念を込めながら衣のロゴマークを入れていると言う点です。
そんな服を置く衣だからこそ不思議な魅力に私も引き寄せられ、気がつけば京都の寺町の商店街に立ってると言う次第であります。
洋服(衣の)を1ヶ月程見続けまして、例えば”こども達”にもテストの点数の良い子やスポーツの出来る子がいるように”ころも達”にもかっこいい人気者や、面白おかしく人を笑わせるひょうきん者がいたりと様々な個性があるのだなと感じます。
お客様に「カワイイ」と言われて笑顔になる(ような気がする)”ころも”や、「カッコイイ」と言われて少し渋い表情を見せる”ころも”等、皆様も是非フラッと立ち寄って”ころも”見学をしていって下さい。

2006年4月17日 (月)

寺町店の藤原です

Img_1542 「気まぐれ日記」を御覧の皆様こんにちは。
藤原と申します。
私は明石から京都まで電車で通っているのですが、毎日変わる窓の外の景色で、季節の変わり目を感じる事ができます。
冬の景色に寒さを覚え、小春日和を過ぎてようやく今春がやってきました。
桜も満開になり、観光客で京都が一気ににぎやかになった気がします。
そんなときの流れや季節の移り変わりと同じように、私も毎日重ねてきたものがあります。
それは…ミシンの練習です。
普通の家庭用ミシンは踏めるのですが、工業用は生まれて初めてで…。
始めはペダルを踏む感覚が分からず、手と足がうまく動かずイライラする事もありました。
けれど練習を重ね少しずつ少しずつコツもつかんできました。
お客様が気に入ってお買い上げ頂いた、大切なジーンズの裾を完璧に上げられる日まで、頑張って練習を続けたいと思います。

2006年3月 1日 (水)

寺町店の藤原です

こんにちは。Kor1010876
もうどれくらいの時間を衣で過ごしたか解らなくなってきました。
近頃物忘れが極端に増え、少々不安気味な寺町店店長の藤原玲子です。
つい最近休日に出掛けたホームセンターのペットコーナーで”ウーパールーパーの赤ちゃん入荷”と言う貼紙を発見し…ついつい連れて帰ってきてしまいました。
寺町店の近くにある、とてもおいしいコーヒーのカフェのカウンターで飼ってはるのを見ていて実は前々からトキメイテいました。
ブクブクも立派な水槽も要らないこの子は、ガラスボールの中で泳ぎまわるわけでもなく、一日中ボーっとしています。
たまにハッと我に返ったかの様にジタバタしています。
何故でしょう…?
しかし本当に可愛い子なのです。
又よかったら皆さんもペットショップで探してみて下さい。
それから一番私の好きな事は、二宮、禾本両店長と同じく食べる事です。
遠方から寺町を訪ねて下さる方、是非皆様のお勧めがありましたら、教えて下さい。
お待ちいたしております。

2006年1月16日 (月)

明けましておめでとうございます。

新年早々、寒い中を福袋の為に並んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
年末31日、店頭に届く直前まで制作をしていた”出来たて”な衣の福袋は、中を開けてくださったお客様が”驚き””喜び”の幸福に包まれます様にとの願いを込めて詰められています。
「成人式に着ていくシャツに迷ってたら、これが入ってたんですよ!!」とスーツの下に福袋の中に入っていたシャツを着て成人式へ出席、帰りにお店に寄って下さった新成人のお客様。
大切な時、特別な時、そんな場面を、衣の服が共に過ごせたら幸いです。
今年も宜しくお願い致します。

2005年11月28日 (月)

″杢グレーのここち″

画面上ではなかなか味わえない手触りを届けてみたくて書いてみます。P1010275
糸を撚る際に淡い灰色、濃灰色、黒色を混ぜ込み紡ぎます。
糸の重なりによって生まれる杢(もく)グレー色。
記憶には無いのですが、赤ちゃんが産着に優しく包み込まれている様な心地ってこんな感じかもしれません。
この生地を編み立てるには似合わない、ゴロンとした鉄の塊といった姿の吊編機によってこの生地感は作られます。
見ていると眠たくなる様な速度でしか編みたてられない編機だからこそ、ゆっくりゆっくりと作りあげられてゆく心地。
最先端の技術と機械に変わりのできない、時間と昔ながらの職人気質が織り成す最高の素材だと感じます。
目に見えない空気を紡ぎ取るとこんな手触りかもしれません。
柄は遊び心があってもシンプルに。
この味わい深さが長年の愛着をもたらすと思います。
ぜひ一度手で触れてみて下さい。

2005年11月 1日 (火)

お店から広がる衣

寺町店店長の藤原です。
先日ご来店いただいた関東からのご家族。
数年前、出張先で出会った「衣」と付いている服が、どうしても気になって・・・とインターネットで探し、ようやく機会があってご来店くださったそうです。
私の「衣」の始まりは友達との小旅行。
通りすがりにふと目に入った衣の服が語りかけるような表情をしていて、誘い込まれるようにして店内へはいっていきました。
そして今、私はその店にいます。
インターネットから、旅先から、「衣」を通じての一つ一つの出会いに心躍らせながら、今日もお客様が訪ねて来てくださるのを待っています。
五感を通して「衣」を楽しめるお店へ、皆様も機会を見つけてお出かけください。

2005年10月19日 (水)

寺町店より

皆様こんにちは。今年春にリニューアルオープンしてから早くも半年が過ぎた寺町店です。ピカピカだった床や壁も味のあるものに姿を変え、まさに足元から天井まで、これでもかという位に衣の空間になりました。この日記から京都の中心の、ざわざわした中に混ざり合った、衣の空気を少しでもお届けできたらと思います。