生地のハナシ9 ~硫化染【りゅうかぞめ】~
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気まぐれ日記をご覧のみなさま、
こんにちは。
今回は「硫化染」について語らせて頂きたいと思います。
“生地”のハナシなのに“染め”!? 
と思われる方もおられるかも知れませんが、
“染め”も生地にとっての大切な要素のひとつです。
同じ生地でも色によりその表情は違い、
それが個性につながるのです。
そもそも藍染は染液から出したあと、
空気に触れる事で発色するのですが、
染色に時間がかかり、色落ちが強いという
人からは嫌われがちな一面を持っています。
それを改善しようと生み出された“染め”が
「硫化染」なのです。
代表的な物に“消防袢纏(はんてん)”等があります。
藍染が“濃紺”から“淡い水色”に冴えていくように、
消防袢纏の、炭の様な漆黒も、
燃えた後に残るはかない灰の色の様に
時間と共に元色とその淡色が共生した色へと姿を変えます。
きっと育てる楽しみを持つ一着になるでしょう。

