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2007年5月28日 (月)

「気まぐれ日記」~工房内より~

皆様こんにちは。
企画部アシスタントの藤原です。
「企画」というお仕事をさせて頂き、半年になりますが、
まだまだ道のりは長く、険しく・・修業中の毎日です。

思い通りにいかず、サンプルに振り回されてしまったり、
自分の思い描いている様に作れなくて、悔しい思いをするばかりの毎日です。
“新鮮で柔軟なアイディアを生み出す想像力。”
 “流行を意識しつつ、その中で独創性を発揮させる表現力。”
「企画」の仕事に必要な“力”を、今はまだ私は模索中かもしれません。

でも・・(もっと、この形で何とかならないのかな。)
(この生地とこの形を組み合わせたらどんな物が出来上がるのかなぁ。)
・・と、膨らむ期待は限りありません。
 いつか、この思いが形になるときまで 、
そして衣・姫のブランドがもっともっと愛される様に、
色々な経験を積み重ねて頑張っていきたいと思います。

2007年5月27日 (日)

「雨上がりの空」

先々日の京都は雨の一日でした。
前日までの晴れた暑い日が嘘の様に、降りしきる大粒の雨。
青々と茂る草木を濡らし、

窓の外の世界をいつもと違った景色に映す“夏の雨”です。

そんな雨が止んだのは夜に近い夕方。
雲間から少しの光が差し込み、その光は段々と幅を広げていきます。
風も吹き、空は色を少しずつ変え、やがてその姿は何とも言えない表情を見せました。
夕焼けの赤と雨雲の灰黒、そして空一面に広がる薄い紫色の雲達。
自然が見せてくれた“一瞬の空気”に、思わず感嘆の声があがります。

   「龍は見えへんかったか・・?」 Photo
そんな空の下、ぽつりとつぶやいたあるスタッフの言葉です。
 
きっとこんな空の下、先人達は大空に向かって
願いにも似た思いで龍や空想上の生物を思い描いたのでしょう。
想像する事、そこから物を生み出す事、
それはとても素敵で、大きな夢や願いが詰まっている事にも気付きました。
 『想像力』と『創造力』。
この二つの大きな力をいつまでも持ち続けていられる様に・・・・と
そっと願いました。

2007年5月21日 (月)

「気まぐれ日記」~工房内より~

はじめまして。
前回の日記を担当した鈴木と共に商品の仕上げ、
管理をしている本田です。

私たち仕上げスタッフは、企画・デザイナー・職人さん達が
想いを込めた商品たちに、1番キレイにお化粧をしてあげるのが仕事です。
商品たちと顔を合わせた時が、“この子にはどんな化粧をしようか・・”と、
一番楽しくなる瞬間なのです。
本当に人と一緒で、
 「手のかからない子。」
 「少しクセを持っている子。」
 「行程が多く、手のかかる子。」
・・・・・色んな性格の子がいるんです。

 企画・デザイナーの思い描いた仕上がりを壊さず
私たちの想いを入れていかなければなりません。
 この仕事をして5年目になりますが、色んな性格を持つ商品たちに
毎回考えさせられます。
だから、1枚1枚に愛着があるんでしょうね。
この子たちが、私たちの元から旅立っていく時に、
『次はお客様の元で、私たちの想いを伝えてね。』
と見送っています。

 いつも裏方の私たちは、お客様と直接お会いすることがほとんどありません。
商品達がどんな所へ嫁ぐのか・・。
商品達と出会った時のお客様の顔は・・。
いつも店頭スタッフから、商品達とお客様の出会いを聞いて、
私たちの仕事の大切さを実感しています。

2007年5月14日 (月)

「気まぐれ日記」~工房内より~

はじめまして。
工房の鈴木です。
衣工房で働くことになり、早や2年が経ちました。
商品の仕上げ、洗い、乾燥、プレス、出荷業務を担当しております。
手作業の素晴らしさを感じると共に、大変さも感じる毎日ですが、
商品1枚が出荷されるまでに どれだけの行程を経ているのかを
見る事が出来、光栄に思うこともしばしばです。
物作りに携わる全ての“人の想い”が1枚1枚に込もっており、
作り、育て、世に送り出す・・という人の一生にも似ている様で・・。
 
『仕上げ業務は、子供を嫁に出す最後の化粧であり、
“いいところに嫁ぐんだよ”という気持ちでプレスが出来るように。』
これは、主が常日頃私たちに掛ける言葉です。
衣独特の風合いのジンバブエコットンや、グランコットなどの
変わった生地が多く、プレスに苦戦する時もありますが、
忙しい日々の中で、忘れがちな“人の想い”を大切にしていけたら・・
と思っております。
 大好きな京都で、京都らしさを持つ商品を生み出す誇りを感じ、
衣の服を手にとって頂く方に感謝をしながら日々を送っています・・。P1060438

2007年5月 5日 (土)

「5月5日」

皆様こんにちは。
本日5月5日は、“端午の節句”。
男子の健やかな成長を祝い、
健康を祈る日本の古き良き文化が残る一日です。
 さて、そんな“端午の節句”に欠かせない物といえば「鯉のぼり」ですね。
皐月の風をいっぱいに受け、大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
滝を登りきった「鯉」が、やがて「龍」に変わることから
立身出世の象徴として讃えられているのも有名な話です。

 そんな「鯉のぼり」ですが、今でも一部の地域では職人さんによる
手描きの“鯉のぼり”が存在しているそうです。
大きな鱗(うろこ)や、力強い目。そして独創的な色使い。
空という大きな舞台に悠然と舞うその姿を夢見て、きっと職人さん達は
日夜 筆を握り続けるのでしょう。
 先日、そんな職人さんのある言葉を偶然耳にしました。
「私たちにとって、5月5日が大晦日なんです。
そして、5月6日からまた新しい一年が始まるのです・・」と。
自分たちの持てる技術や知恵を筆先に込め、放つ力の“勢い”が
きっと私たちに感動を与えてくれるのでしょう。

 時代や土地、業種は違えど、“物”に込める気持ちが伝わる事、
それこそが、物を作る上での一番の願いなのだと改めて感じました。

2007年5月 1日 (火)

「気まぐれ日記」~工房内より~

皆様初めまして。
企画部の永田です。
「生地」や「染め」に関わる仕事をさせて頂いております。
 普段何気なく着ている衣服の「生地」と、
じ~っとにらめっこした事がある人は意外に少ないのではないでしょうか。
一つ一つはとても軽い繊維ですが、その繊維を集め、

1本の糸へと紡ぎ、さらに「織」や「編」を施すことで生地になります。
何人もの職人が手をかけ、長い時間を渡り歩き、
生地となった物が手元に届いたそんな時、僕は思わず笑みがこぼれてしまいます。
 バラバラだったピースをくっつけ、すこしずつ完成が見えてくるパズル。
ある程度のまとまりとなったピースが、
次はどこにくっつくのだろうとその凹凸の具合を見つめるかのように、
僕は生地とにらめっこをします。
 どんな服になりたい?
 どんな仕上がりになりたい?Img_0323
と語りかけるかの様に…。
こうして出来上がった生地はまた次の職人のもとへと旅立ち、
新たにピースをつなぎ合あわせ、一着の服になり
最後は皆様のもとへと巣立っていきます。
完成した“衣”の商品に袖を通す前、少しにらめっこしてみて下さい。
その服が生い立ちを語りかけてくるかも知れません。
その時は必ず返事をしてあげて下さいね。
服も生き物ですので…。