「衣」薀蓄(うんちく)書~園原編~
みなさんこんにちは。名古屋パルコ店の園原です。
いよいよ暖かくなり、桜が咲く季節になりましたね。
みなさん、もうお花見には出掛けられましたでしょうか?
桜は野生種や園芸品種を含めると300種類以上あるそうですが、
鑑賞を目的に品種改良された「ソメイヨシノ」が一番ポピュラーですよね。
どうしてこんなにソメイヨシノが多いのか…、気になって調べてみました。
ソメイヨシノは他の桜よりも成長が早く、葉よりも先に薄ピンクの大きめの花が
びっしりと咲き見栄えがすることから、他の桜よりも人気があるそうです。
枝いっぱいに花が咲き乱れる姿、風に吹かれ花びらが舞い散る姿は
言葉にならないほど素晴らしい光景で、私も大好きです。
しかしその美しい姿を人々の目を楽しませる以外の目的で、たくさん植樹された時代が
あったそうです。それは、「一斉に咲き華々しく散る」ことが軍人精神と合致するという
ことから、戦時中に死を賛美して兵士を戦地に赴かせるため、日本中の学校や公園、
城跡等への植樹が奨励されたそうです。ただただ綺麗だと眺めていた桜にも、
そんな意味を含ませた時代があったのかと心が痛くなりました。
人が背負わせた暗い影…、そんなことをものともせず、
毎年力強く美しく花を咲かせる桜を見ていると、
「良いこともあれば悪いこともある。くよくよせずに前向きに」
と言われているような気持ちになります。
新しい生活に足を踏み出す人も多い4月に咲く桜、
そんなメッセージを込めてこの時期に咲いているような気がして・・・。
日本人の心に深く根をおろしている桜。
これからも平和で美しい国、日本の象徴であってほしいと思います。

