「衣」薀蓄(うんちく)書~奥田編~
こんにちは。寺町店の奥田です。
皆様『招き猫』、ご存知ですよね?
前回の、名古屋パルコ・酒井君に引き続き
私も“縁起物”のお話をしたいと思います!
招き猫・・・あの、まん丸い手で福や富を呼ぶわけですが、
では、そもそもどうして、そんな風に言われるようになったのか、
皆さんご存知でしょうか?
江戸時代、ある貧乏なお寺に住んでおりました「タマ」
と言う名の猫が、この話の主人公になるのですが・・・・
タマは、その寺の主である和尚さんに大変可愛がられていたそうです。
そんなある日の事、立ち往生をしている時の藩主を
タマはお寺の前で見かけます。
外は降りしきる冷たい雨と風。
うろたえる人々の群れ。
そんな時、ふいにタマの手がゆっくりと上下に動きました。
そう、あの「おいでおいで」です!
その手に導かれるように、藩主達は古いお寺にぞろぞろと
入っていきます。雨宿りの間、手厚いもてなしを受けた
藩主達は、その御礼としてこの古いお寺を保護する事に決めたのだそうです。
その出来事をきっかけに、「おいで、おいで」のポーズが縁起物として言い伝えられ、
あの招き猫の置き物が作られたといわれています。
私は、この話を小さい頃に親から聞かされました。
しかし、「こんなただの猫が本当に福を呼ぶの?」と、
幼いながらによく疑いの目であの招き猫の置き物をながめていたものです。
最近になって、もっと詳しい事を知りたいと思い調べたのですが、
お話に出てくるお寺は、実際に豪徳寺と言う名で現在も東京の世田谷区にあるそうです。
招き猫のお寺として有名だそうですよ。
私は「本当だったんだぁ」と、今更ながらに信じてみよう思い、
ちょっとそのお寺に行ってみたくなりました。
私の家には現在「メイ」という猫が一匹住んでおりますが、
「お前も何か福を招いてくれんかなぁ」と私は、コタツで、
のほほんとあくびをするメイの姿を見ながら思うのでした。

