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2005年11月28日 (月)

″杢グレーのここち″

画面上ではなかなか味わえない手触りを届けてみたくて書いてみます。P1010275
糸を撚る際に淡い灰色、濃灰色、黒色を混ぜ込み紡ぎます。
糸の重なりによって生まれる杢(もく)グレー色。
記憶には無いのですが、赤ちゃんが産着に優しく包み込まれている様な心地ってこんな感じかもしれません。
この生地を編み立てるには似合わない、ゴロンとした鉄の塊といった姿の吊編機によってこの生地感は作られます。
見ていると眠たくなる様な速度でしか編みたてられない編機だからこそ、ゆっくりゆっくりと作りあげられてゆく心地。
最先端の技術と機械に変わりのできない、時間と昔ながらの職人気質が織り成す最高の素材だと感じます。
目に見えない空気を紡ぎ取るとこんな手触りかもしれません。
柄は遊び心があってもシンプルに。
この味わい深さが長年の愛着をもたらすと思います。
ぜひ一度手で触れてみて下さい。

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